翔泳社とオライリー・ジャパンがそっくりなデザインの書籍を出している!?
最近よく見かけるユニークなデザインの技術書がある。
実際、最近、こちらの 『入門WebAssembly』 という書籍を購入して読んでいる。
(ちなみにこのWebAssembly。無茶苦茶難解である)
※画像をクリックすると翔泳社の通販サイト「SEShop」にリンクします。
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表紙のアメコミ風のイラストがなんとも印象的なデザインである。
この書籍は翔泳社が出している。
では翔泳社のデザインなのか?
はて、でもどこかで見たことがあるイラストだなあと思ったら、これだった。
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え? これ、オライリー・ジャパンの本ですよね。
前者は、読者の皆様もどこかで目にしたご記憶がおありかも知れない。少し前に話題になった 『退屈なことはPythonにやらせよう』 の(9月発売予定という)第二版である。そして後者は発売されたばかりの新刊である。(これも相当マニアック。マルウェアのバイナリをリバースエンジニアリングするような人向けか…)
いずれも、この二冊はオライリー・ジャパンから出ている。
オライリー社と言えば、動物の絵で有名なあの出版社である。存在感があるので買っただけで満足してしまうという罠があるのもアルアルなのだが…。
なぜ、オライリー社と、翔泳社とがそっくりなデザインの本を出しているのだろうか?
ついに謎が解ける! アメリカ合衆国の No Starch Press 社の書籍の日本語版だった。
翔泳社の『入門WebAssembly』の書籍のクレジットを見てみたところ、under license by No Starch Press Inc. All rights reserved. とある。
調べると、No Starch Pressという出版社のWebサイトにたどり着いた。
(「たどり着いた」なんぞと大げさに言っているが、ググれば秒で分かる話である)
こちらがそのWebサイトだ。
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No Starch Press のWebサイト
URL: https://nostarch.com/
このNo Starch Press社。アメリカ合衆国サンフランシスコにある、ギークなITエンジニア向けの書籍を出しているらしい出版社らしい。(フルリモート勤務だという)
オライリー・ジャパンから結構出ていることも分かった。
それにしても、ラインアップを眺めてみるとマニアックなタイトルが並んでおり興味津々である。「マンガ」なんていうシリーズもある。ちょうど今、31%セールをやっているようだ。(5/30まで)
オライリー社の書籍についてもいえるが、ちょくちょくチェックして、日本語版はいつ出るかな?と期待して待つのも一興かもしれない。ちなみにオライリー・ジャパンは日本語版の際、ソースコードの動作確認チェックもやるらしいと聞いたことがあるので、単なる邦訳にとどまらない付加価値というのはあることを附言しておきたい。
出版社にしては珍しいパターンでは?
他国への翻訳版を出すとなると、原書から表紙を全く別モノに変えることが多いと思うのだが、No Starch Pressは、原書のデザインを日本語版においても忠実に再現している。それだけならばまだ分かるのであるが、翔泳社とオライリー・ジャパンという複数の出版社にライセンスしつつも、いずれも原書のデザインをキープするというこのスタンスはちょっと珍しいのではないだろうか。No Starch Press社は、自分たちの原書のデザイン・ブランドにこだわりがあるのではないかと推察される。
2022/06/03追記 実はその後、翔泳社、オライリー・ジャパン以外にもぞくぞくと見つかった。他にもあるかもしれない。皆さんもぜひ探してみていただきたい。
インプレス から出版されているもの。
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『スーパーユーザーなら知っておくべきLinuxシステムの仕組み』
こちらは マイナビ出版 から。
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『きれいなPythonプログラミング ~クリーンなコードを書くための最適な方法』
後記
ところで、退屈なことはPythonにやらせた方が良いというのはまさにその通りで、ついこの前もPyAutoGUIを使ってRPAを自作してめっちゃ便利だったので、この話はまたあらためてしたい。
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