
突然出現する「無関係な記事のリンク」とは
具体的にどのように出現するリンクのことを言っているのかといえば、例えばこんな感じだ。
(地の文)・・・というわけで、我が国のEVの普及の道のりはまだまだ遠いかもしれない。
本当に、こういう調子なのである。面くらってしまわないだろうか。
こういう風なリンクに遭遇して、違和感を持った読者はどうやら私だけではないようだ。
たとえば、こちらのYahoo!知恵袋に掲載された質問をご覧いただきたい。
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この質問者のように、Yahoo!知恵袋に質問してみたくなる気持ちはよく分かる。
さて、あたかも模範解答のように扱われている回答だが、これはこの回答者の考えるとおり、ニュース記事担当者の「校正ミス」ということなのだろうか。そういう可能性も、もしかしたら0.01%くらいはあるかもしないが、99.99%くらいはどうやらハズレである。質問者が挙げている画像を確認する限り、タイトルに「写真」とあるので紛らわしいが、要するにこれは「自分のサイトの他の記事ページのリンク」つまり「内部リンク」であり、SEO対策を目的として意図的に貼られたリンクであると結論づけるのが妥当だと思う。
また、よく見ると、元記事と完全に無関係かというとそうではなく、いちおう警察が絡む事件という点でうっすらと共通点があるにはある。ただ、元記事の関連記事とはとても言えないレベルなので、見た瞬間、違和感を感じるのは無理もないだろう。

これは余談になるが、リンク文字列に「写真」というタイトルを持ってくるのは実に巧妙だ。件(くだん)の写真は、読者が能動的にクリックして初めて見ることができるため、思わずクリックしてみたくなるという心理を鋭く突いたあざとい仕掛けである。
内部リンクとは
ここで、「内部リンク」について説明しよう。サイトのリンクには、「内部リンク」と「外部リンク」というものがある。 外部リンクとは、別のサイトのリンクである。一方、内部リンクとは、自分のサイト内の別のページへのリンクのことである。ただ、SEOの視点から内部リンクはナイーブなリンクなのである。(見事にスベッた)
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Google検索エンジンのクローラーに評価されるには、内部リンクがあることが重要である
検索エンジンからサイトに流入して欲しいサイトであれば、できるだけキーワード検索結果の上位に表示されて欲しいと思うだろう。たしかに、記事の質を上げることが最善のSEOと言われるものの、もっと小手先な評価軸も存在するといわれている。それが「リンク」だ。もちろん、Webサイトにとって多数の外部リンクがある状態(これを「被リンク」という)は、そのサイトが周囲から評価されたり、注目されたりしている証拠でもあるので、Google検索エンジンのクローラーからも高く評価される(らしい)。これは、エラい論文が、被引用数で決まるというような話と同じである。とはいえ、新進気鋭のブログの類がそうそう外部のサイトからの「被リンク」を稼げるわけではない。では何もないかというと「内部リンク」という評価ポイントがある。つまりたとえ同じサイト内であっても被リンクがある方が重要なページであると判断されるというのだ。実際、内部リンクを貼らなかったばかりにクローラーから無視されるという憂き目にあったことがある。そこで、サイト運営者は、不本意ながら、テキトーでもよいから内部リンクをいくつか貼っておくことになってしまうのだ。
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内部リンクはサイト内閲覧の滞在時間を増やせる可能性がある
人はみな、1日24時間しかない。ネットに限定しても、人が1日にネットを見る時間というのはやはり限られている。その限られた人生の時間を、19億?ものWebサイトが奪い合っている。ひょんなことで迷いこんできた人がいたならば、できるかぎり「ゆっくりしていってね!!!」というのがWebサイト側のお気持ちである。なぜなら、滞在時間が多ければ、アフェリエイト広告を間違えて踏んでくれる可能性も相対的に高まるからである。それに滞在時間が長いことは、Google検索エンジンからも評価されるようだ。そこで今の記事から別の記事ももっともっと読んでといざなうことになる。これこそが内部リンク(同じサイトの他の記事へのリンク)というものである。
とはいえここで問題がある。ユーザの関心事に近い記事の持ち駒が常にあるとは限らない。そこで、一か八か、えいやっ!とばかりに関係ない記事も出してしまうのである。
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終わりに
いかがだっただろうか。当記事で、積年のモヤモヤした疑問が晴れたならば、嬉しい限りである。
もしあなたがブロガーで、当ブログを紹介してくだされば、心より感謝します。
というわけで、当ブログは、このようなちょっといい話を思いつき次第、どしどし書いていこうと思うので、ぜひ、ゆっくりしていってくださいね!!!
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