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この記事の内容は、2023年1月21日時点のものです。

以前、2022年10月08日時点の当ブログ記事にはこう書いていた。

| チャートにて連日最安値を更新していたXYMだが、ここのところ下げ止まって復活の兆しが見え出したようにも見える。

これを書いた時点でのXYMは、5.4円付近(以下、価格はZaif)だった。 その後、2022年10月24日には、同日 AM 10:00(日本時間)のこちらのプレスリリースが実用化のファンダとなって、6円を超える上げとなる。
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PR Times | 医療大麻の(株)サイアムレイワインターナショナルと岐阜大学、ブロックチェーンを活用した産官学共同研究を本格開始

このプレスリリースは「あたらしい経済」で記事になり、それがYahoo!ニュースにも転載されたためふだんに増して耳目を集める結果となった。(ヤフコメでも肯定的な意見が多かったように思う)
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Yahoo!ニュース | 医療大麻の栽培管理にシンボル(XYM)活用、サイアムレイワが岐阜大学と実証開始

ところが、周知のごとく、2022年11月に入ってFTXショックが発生し、暗号資産市場全体の暴落とともに、XYMも再び下落の一途をたどることになった。

そして、年末恒例の確定申告のための損出しもあったのか、3.8円にタッチした。年が明け2023年になると買い戻され、4.1円付近をヨコヨコという状況だった。

ところが、XYMはなぜか1月11日に買われ出し、その後もじわじわと堅調に上がってきて今に至っている。(2023年1月22日)

BTC、ETHが上げ始めたため、他のコインも上がると、そちらに流れてしまうので伸びは鈍化してきたものの、これまでのように新規上場やコア・デベロッパーの意味深なツイートなど特に話題になるファンダも見当たらなかったはずなのに、BTC、ETHよりも早々とFTXショックの損失分をリカバリしたのは不思議なところだ。

このXYMの強さ。一体何があったのかという疑問に対し独自の考察を述べるのが本記事の考察である。

なお、はじめにお断りしておきたいのは、筆者は何らインサイダーな情報を把握した上で考察しているわけではなく、あくまでインターネット上で外部から観察されるところの情報をもとに憶測を含む独自の考察を行っているということである。

「優れたテクノロジー」と「大衆路線」

Symbol(XYM)の価格が市場相場によりだだ下がりの状況になると、コア・デベロッパーにもっと発信しろと迫ったり、スキャムだのゴミ屑だのオワコンだのネガティブな発言がTwitter上に湧きかえるのだが、そもそもSymbolは、実用面での「優れたテクノロジー」と、コミュニティーがバザールのごとく盛り上げる「大衆路線」をコンセプトにしたブロックチェーンであることを忘れてはならない。

特に、「大衆路線」という特徴は、よくあるXYMについての初心者向けまとめサイトの説明ではあまり言及されることないが、XYMを考える上で大事なポイントだと思う。

「優れたテクノロジー」の中には、開発者にとっての使い勝手の良さ、実装のしやすさというのが大きい。そのため、何か作ろうとアプリを作る開発者が出てくるということも多い。実際、コミュニティーの人たちは、XYMの価格がダダ下がりする中でも、ハーベスト結果をツイートしたり、トマトを投げ合って遊んだり、XYMを配って人を歩かせたり、投げ銭しあって遊んできたのである。

XYMの「価格」はいったんわきにおいて、XYMを使って遊び倒そうというようなポジティブなマインドの動きは、Symbol(XYM)コミュニティーがアクティブであるという好印象をもたらした。

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トレスト氏のnote記事の衝撃

2023年1月4日。あるひとつのnote記事が投稿された。その内容は、トレスト氏が自身のノード(愛称:「オオカミ農園」)運営の状況から暗号資産界隈についての見解などかなりの長文でぶっちゃけたものだ。
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note | 世界一のノードなのに全く儲からなかった話

なかなか読み応えのある内容である。

このnote記事を読んだ人がどれほどいたかは分からないが、もしそろそろXYMを見限ろうと考えていたホルダーが読んだとしたら、思わず手を止めるくらいのパンチ力はあったのではないかと思う。

というのは、この記事にはある見逃せない重要な示唆が含まれていたからである。

トレスト氏のnote記事には、現在のXYMの価格レベルはすでにXYMのエコシステムを維持するには赤字のレベルにあるということだ。つまり、売上・原価・粗利益で考えると「底値」を割っているということになる。

ホルダーにとって、トークンの価格がダダ下がりの相場において「底値」はいくらか?というのは気になるところであり、恐怖でもある。10円を割り、5円を割り、3円台になり、ひょっとして、1円台、まさか1円以下の世界に突入するのでは???

たしかに、非中央集権かつ、現物とペッグしていない暗号資産は、需給バランスでどこまでも上がるし、どこまでも下がるから、このボラティリティに対する懸念は当を得たものであるといえよう。

しかしながら、Symbol(XYM)は、本当に現物的価値とのリンクが「全くない」のであろうか?

じつは、XYMの Proof of Stake Plus(PoS+)のエコシステムを支える「ノード」という存在があるのである。このノードというのはサーバアプリケーションである。だからその運営には物理的な実態としてサーバを稼働させなければならず、サーバを借りるにしろ、自前で建てるにしろ、何らかのコストが生じる(BTCのマイニングのようなProof of Work(PoW)の比ではないものの、XYMのノードのサーバに求められるスペックはそこそこ高い)

XYMの価格が下がり、ノード運営の報酬として支払われるXYMを売ることでサーバ維持費を賄うことができなければ収支は赤字となる。

つまり、XYMの「底値」とは何かを考える際に、過去のチャートの動き等とは別の観点として、物理的なノード維持費の収支ラインというのが存在するのである。

そこを気づかせてくれたのが、今回トレスト氏のnote記事のもたらした衝撃である。

鍛えられたXYMホルダーの「握力」

さて、XYMの価格については、2021年の上場ラッシュ上げ前でも10円以上の価格はつけていたので、圧倒的多数のホルダーは含み損を抱えている状態と推測される。XEM(ネム)からの無料配布組が2022年内の下落相場で手放したり、年末の損出しや、ハーベスト報酬を利確する以外に売る人がいるとしたらそれは、上がる期待が全く持てず(じっさいそういうチャートだったことは否めない)、下落の恐怖に耐えかねて損切りする人である。

反面、買い勢の方はどうだろうか。もしかしたらナンピンして買い増しているXYMのファンが中心かもしれない。新規参入者はというと、下落相場で数多ある暗号資産の中であえてXYMに投資するというモチベーションはなかなか持てなかったかもしれない。

XYMの価値

ふたたび「大衆路線」に話を戻そう。大衆、コミュニティーとはつまるところ人間関係にほかならない。Symbol(XYM)には、アプリを作るエンジニア、投資家、サイバーパンクのファン絵を描いてNFTをcomsaで売る絵師、お店の決済に導入する店の主人とお客さん、投げXYM(Throw-XYM、NAGE-XYM)をするユーザありと、生身の人間どうしが絶えずかかわり、笑いあい、肩を叩きあっている世界があるはずである。また、「日本」「サイバーパンク」「戯画化された海賊」という、わりとSF・ファンタジーなマニアックでやんちゃなキャラクター性もある。投資家としてその世界観、圏内にどれほど関わるかは別として、人と人とのつながりが存在するシティに、果たして安易に無価値のレッテルを貼ることができるものだろうか。

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で、なぜ急に上がったのか?

まとめると、

  • Symbol(XYM)のコミュニティが元気にみえること
  • XYMの価格はエコシステム維持の観点から「底値」を割り込んでいるらしいこと
  • 既存のホルダーの強い握力が感じられること
  • ホルダーの入れ替わりがひと段落したかにみられること

このあたりが総合的に評価されて、仕込みが増えたところが、価格をじわじわ押し上げてきたのかもしれない。(あくまで「かもしれない」としておく) つまり、暗号資産全体の相場に先んじて、FTXショック前に戻したのは、XYMは売られ過ぎであるとの認識が広がったからのように思える。

今回、3.8円→5.8円まで数日かけて段階的に上げたということは、1ケタは違えば、38円→58円と同じインパクトのある躍進である。しかも特筆すべきファンダ無しにこれが起きている。このポテンシャルを見て、今後多少の調整に入っても、一気に損切りするという判断はされづらくなったのではないだろうか。

今後どうなるか?

さて、今後の価格についてであるが、わからないとしか言いようがない。

XYMの価格について言えば、これまでと同様、暗号資産全体の相場の影響を受けることは否めない。それは戦争、自然災害、米国の金融政策、法律の変化、ハッキング、取引所破産、著名人の発言などさまざまな要因があることだろう。それらすべてを正確に予測することはできない。きわめて大きな不確定要素の下部構造のうえに成り立っているといえるだろう。

そのような中、投資家にできることは、XYMそのものの本質的な価値は何か、コミュニティーの元気さはどうかなどから判断していくしかないのかもしれない。

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