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【注記】この記事は、2022年3月22日時点のものです。
カイカコイン(CICC)がここのところ弱すぎである。カイカコイン(CICC)は13.5円付近のサポートラインから、2022年2月に半ばから下げ続け、ついに10.5円付近まで達した後、2022年3月現在少しだけ戻している。この下げはいったい何が原因だったのか?独自の視点での考察を行いたい。
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急落の不思議
カイカコイン(CICC)の材料を考えると急落した時期特に大きな悪材料があったわけではない。2021年末にホワイトペーパーが出されたばかりで、2022年はプロジェクトのいくつかの進展がみられると期待できるし、Zaifの取引所コインとしての位置づけも明確だ。知名度向上の取り組みも計画通り行われているように見られる。(繰り返されるエアドロップキャンペーンの良し悪しは別として…)
ところが、なぜかカイカコイン(CICC)は下げ続けた。暗号資産全体の価格に影響を与えることも大きいビットコイン(BTC)がウクライナ情勢により乱高下した影響を考慮しても、ビットコイン(BTC)価格がかなり回復してもカイカコイン(CICC)が下げ続けたことには不自然さを感じた方も多いのではないだろうか。
売られた原因
上場したコスプレトークン(COT)の買いに流れたか?
2022年3月14日、Zaifはコスプレトークン(COT)を上場させた。初日69円の高みから一気に値を下げ20~21円付近まで落ちてその後ヨコヨコとなった。このボラティリティはいかにも暗号資産らしいが、シンボル(XYM)の2021年11月23日のBybit上場直前の猛烈な「期待上げ」と上場直後の猛烈な「事実売り」を思い出す出来事でもあった。ただしこの時の教訓からも再確認できたように上場直後の猛烈な下げのしばらくあとには、良くて1/2悪くて1/3程度の反発が続いてやってくるケースが多い。今回のコスプレトークン(COT)の上場においてもそのような反発を予想したトレーダーが20~21円の底が固いことを見てとりここぞとばかりに買い込んだのかもしれない。(結果論にはなるが、もしこのような読みに基づき果敢に行動できた投資家は見事に当てたはずだ。)また、コスプレトークン(COT)の上場をJPYを用意して待ち受けた投資家もいるかもしれない。いずれにせよ、コスプレトークン(COT)を新たに購入する資金はどこかから充当する必要があるのだがJPYの持ち合わせがなければ、保有しているコインをいったん利確してまわす他はない。これに最近ぱっとしなかったZaifトークン、コムサ(CMS)に加え、カイカコイン(CICC)が引き当てられた可能性はないだろうか。
エアドロップで配られたユーザが売った?
このほかの可能性として、Zaifの各種キャンペーンのエアドロップで配布されて保有することになったユーザが売ったという可能性が考えられる。確定申告では取得時の時価を雑所得として計上しなければならないが、取得後から含み損が発生し、さらに含み損が拡大傾向に向かう状況に遭遇したら、さっさと損切したくなるというセンチメントは想像するに難くない。ただこれは微々たるものかと思う。保有する枚数が大したことがないはずだからだ。今回実際起きたことはかなり大がかりな売りだからである。
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売ったのはクジラか?
では誰がいったいどういう目的で大量に売ったのであろうか?ヒントを探るためにここでカイカコイン(CICC)公式サイトの保有者分布のデータを見てみよう。
参考:
株式会社CAICADIGITALのカイカコイン情報ページ URL:https://www.caica.jp/cicc/
ここには、46%が自己保有分、18%が一般投資家であるのに対して、36%もの「戦略投資家」が保有しているというデータが掲載されている。この「戦略投資家」の保有分は実に「一般投資家」の倍である。彼らの正体は、Zaifに口座を持ちカイカコイン(CICC)を大量に保有している、CAICADIGITALの株主やCICCプロジェクトに参画しているパートナー企業である。いわゆる「クジラ」だ。たとえば、カイカコイン(CICC)のパートナー企業のひとつである株式会社クシムは2022年3月11日に公表した「2022年10月期(第27期)第1四半期決算短信」において「複数の暗号資産への投資を実行し約90百万円超の収益獲得に至」ったと報告している。同社がそれまで保有していた暗号資産の種類や内訳は不明であるためこれが即ち大量のカイカコイン(CICC)を同時期に利確した証拠とはならず、あくまで憶測の域を出ない話であるが、このような大口保有者が自らの都合や思惑に基づき、一時期に大量利確することで価格を大きく下げることはありえることだろう。
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カイカコイン(CICC)の今後は?
さて、カイカコイン(CICC)にポジションを持っている保有者ならば、現在の価格もさることながら、将来の価格にもついて気になるところであろう。そこは正直言って分からないところであるが、低迷しているときに悪い話は聞きたくないだろうから、明るい話をいくつかしたい。独断と偏見なのであくまで「かもしれない」でそれぞれの話を結ぶとしよう。
Zaifが最近元気そうであること
コスプレトークン(COT)の上場と、関連Webサービスの発表。一時停止していた「Zaifコイン積立」などZaifの健在ぶりがうかがわれるニュースが続いてる。そのZaifの取引所コインとしての位置づけがあるのはカイカコイン(CICC)を保有する魅力といえるかもしれない。
ホワイトペーパーで謳われた計画が実を結ぶのはこれから
投機的な取引が一部存在するため、短期的にはまだ安値更新もありえるかもしれない。だが、長期的にみるならば、2021年末のホワイトペーパーが出される直前の13円前後という価格と比較してもまだまだ低い現在の価格(2022年3月22日現在,11円付近)は安いと言えるのではないだろうか。(それを言ってしまえばシンボル(XYM)も安すぎることになるのであるが、カイカコイン(CICC)はれっきとした企業の事業としてプロジェクトが進行するはずなので、コミュニティ主導のスタイルよりも確実性はあると言えるかもしれない。
暗号資産はまだまだ健在か
ビットコイン(BTC)が最高値を更新した昨年2021年から見ると、現在のビットコイン(BTC)の価格は落ち着いているように見える。だがビットコイン(BTC)もFRBの利上げ、エネルギー消費問題の指摘、トラベルルールの適用、ウクライナ情勢によるリスクオフ傾向などの逆風もありつつも一定の底堅さを見せている。繰り返すがビットコイン(BTC)の暗号資産全体に対して与える影響は大きい。そのビットコイン(BTC)が年々着実に逞しくなってきているように思えることは好材料といえるかもしれない。
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